• 成長: 中国のスマホ販売は11の独身の日を含む2週間のバーゲン期間に前年同期比5%伸びた。
  • 原動力: Huawei、Xiaomi、Honorは10月から続く力強い成長軌道を維持している。
  • 原動力: 需要が積みあがっていたため、延長されたバーゲン期間中を通じて安定した需要があった。
  • 期待: ネット通販のプロモーションが昨年より早かったものの、週次の比較では昨年よりも底堅く強い成長が見て取れる。

 

中国における、今年の独身の日を含む2週間のバーゲンセール期間のスマホ販売台数は前年同期比5%伸びて、第4四半期の成長への期待と自信につながっている。

「この四半期の残りに向けて良いスタートを切れた。」と中国担当のシニアアナリストMengmeng Zhang氏は語る。「Huaweiは、新発売の14シリーズで売上がさらに急上昇したXiaomiと並び、快走を続けている。」

 

出典:Counterpoint Research Smartphone 360 Weekly Tracker, China
(*2022年は10月31日から11月13日、2023年は10月30日から11月12日の販売データ)

 

Huaweiは快進撃によってランキングも上げている。最近発売した5G対応のMate 60シリーズと、以前から人気の4G機種Pシリーズの人気が、原動力である。「Huaweiの成長の数字は目覚ましいが、もとの数字が低かった影響を忘れてはいけない。」と中国担当のアナリストArchie Zhang氏は指摘する。「今年通年では同社は5割以上の伸びを記録するだろうが、それでもコロナ前の水準にはだいぶ開きがある。とはいえ、この調子なら2024年も好調だろう。」

「Appleは先月より持ち直しているが、いまだに供給が足を引っ張っているようだ。」と製造担当のシニアアナリストIvan Lam氏は語る。「しかし、11月の供給問題が特異的な現象だったことを考えれば、タイトな需給が緩和されるにつれ、前年比の成長率はプラスに転じるかもしれない。」

 

 

【カウンターポイント社概要】

カウンターポイント社(英文名Counterpoint Research HK)はTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んでいる。

公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/